雲仙しまばら鶏

大光食品ブランド肉:雲仙しまばら鶏

「雲仙しまばら鶏」とは

「雲仙しまばら鶏」は、長崎県島原半島にある雲仙岳の裾野の豊かな自然環境下で、専用配合飼料を与えて大切に育てています。風味豊かで臭みの少ない、歯ごたえと柔らかさのバランスが取れた自慢の鶏肉です。

「雲仙しまばら鶏」の特徴

▼一貫生産体制による安全・安心・安定供給

大光食品のブランド肉一貫生産体制

雲仙しまばら鶏:生産風景大光食品と委託農場(雲仙しまばら鶏生産者組合を形成する4戸の養鶏農家)において、飼料から飼育・衛生管理まで徹底した管理を行い、さらに加工から配送までをも含む一貫生産体制によって、安全安心な鶏肉を安定してお届けしています。

▼ハーブと乳酸菌を混合した抗生物質・抗菌剤不使用の専用配合飼料

雲仙しまばら鶏:給餌風景抗生物質・抗菌剤を使用せず殺菌・免疫効果があるといわれる数種類のハーブや乳酸菌を加えた特別な配合飼料を与えています。

また、飼料用パン粉を配合してエコフィードにも力を入れています。
(エコフィードとは、食品残さ等を利用して製造された飼料のことで、エコフィードの利用は食品リサイクルによる資源の有効利用のみならず、飼料自給率の向上等を図る上で重要な取組です。(農林水産省畜産部ホームページより))

【鶏の健康アップ】

飼料中に乳酸菌群「大ちゃん1号」と100種類以上の植物性乳酸菌の中から厳選した「イムノビオス」を配合して、腸内環境の改善と免疫機能の向上を図ることで健康な鶏を育てています。健康な鶏は良質な脂肪を蓄え、肉は臭みが少なく、風味や鮮度が長持ちします。

【うま味アップ】

肉の美味しさにはアミノ酸が関与しています。
アミノ酸は甘味、苦味、うま味を中心とした様々な味を呈します。

分析機関による分析の結果、乳酸菌を与えて育てた雲仙しまばら鶏は、一般ブロイラーよりもアミノ酸の呈する「うま味」が約1.5倍に増えることが判りました(下表「アミノ酸が呈する味覚成分含有量比較」参照)。

さらに分析結果を詳しくみてみると、「うま味」を呈するアミノ酸のうち、グルタミン酸、アスパラギン酸は一般ブロイラーより1.4倍以上高い含有量を示しました。

また、核酸もアミノ酸同様「うま味」を呈しますが、核酸のうち、イノシン酸にいたっては一般ブロイラーの2倍になっていることが確認できました。

「うま味」のほかにも、肉の美味しさを構成する「甘味」を呈するアミノ酸は微増、反対に「苦味」を呈するアミノ酸は微減していることから、「苦味」が「甘味」によりマスキングされ、呈味性が向上していると考えられます。

(現在、科学的に正式に証明されたわけではありません。)

▼飼育・環境

「雲仙しまばら鶏」は、全飼育期間にわたって、原則、薬物を使用せずに飼育(※)しています。また、乳酸菌を与えることにより鶏飼育農家の1番の悩みだった鶏糞の臭いが軽減され、飼育環境の衛生面向上や周囲への影響低減による地域貢献に役立っています。

(※アニマルウェルフェア(=家畜の快適性に配慮した飼育管理)に対応し、鶏病が発生した場合、獣医師の指導によりやむを得ず法律に基づいた投薬をする場合があります。)

▼加工・衛生管理・配送

雲仙しまばら鶏の衛生管理当社工場で食鳥処理・解体・加工まで一貫して行っており、品質管理室で定期的な衛生検査も実施しています。配送も当社で行うことにより、品質を保ったままお客様の元までお届けしています。

»品質管理と安全への取組みについて

「ながさき農林業大賞 知事賞」受賞

しまばら鶏 平成24年度ながさき農林業大賞知事賞(いきいきファーム高度生産集団部門)受賞大光食品と協業する5戸の養鶏農家の集団「大光ブロイラー生産者組合(現・雲仙しまばら鶏生産者組合)」が「平成24年度ながさき農林業大賞知事賞(いきいきファーム高度生産集団部門)」を受賞しました。
抗生物質・抗菌剤を使用しない鶏肉生産への取り組みや、良質な堆肥をつくり地域の農家へ提供していること、組織としても経営・生産を向上させていることなどが評価され、受賞となりました。

»ニュース記事はこちら

「雲仙しまばら鶏」生産者のこだわり

雲仙しまばら鶏:生産者の声

「雲仙しまばら鶏」を生産する雲仙しまばら鶏生産者組合のみなさんの養鶏への取組みとこだわりを紹介します。

▼インタビュー:小川浩二さん(生産組合長)

雲仙しまばら鶏生産者:小川浩二さん

Q.飼育するうえでの苦労は何ですか?
鶏はとてもデリケートな生き物で、かつ無投薬で育てているので過度のストレスを与えないことに一番気を付けています。ストレスを与えないためには環境を整えてあげることが一番だと思っています。出荷後の清掃・消毒を徹底して清潔を保つのはもちろん、気候の変動に合わせた温度管理や環境の整備には特に気を付けています。

Q.飼育するうえで喜びを感じる瞬間は?
雲仙しまばら鶏生産風景_小川浩二さん一羽一羽大切に育てた鶏が元気にすくすくと大きく育ち、無事に出荷できたときは苦労が報われた気分になれます。

Q.消費者のみなさんへメッセージを!
飼料に抗生物質・抗菌剤を混ぜないで育てた安全安心で健康な鶏肉です。毎日愛情を込めて育てています。ぜひご家族でお召し上がりください。

▼インタビュー:小川秀祐さん

雲仙しまばら鶏生産者:小川秀祐さん

Q.飼育するうえでの苦労は何ですか?
やはり「温度管理」にはとても気を付けています。鶏が一番過ごしやすい温度をキープできるよう、頻繁にパトロールに行ったり、空気を出し入れして調整したりしています。
トラブルなど何もなく、健康に大きく育ってくれることを願いながら日々育てています。

Q.飼育するうえで喜びを感じる瞬間は?

雲仙しまばら鶏生産者の取組・こだわり

無事に出荷を終えて、空になった鶏舎を見たときはほっとします。また、えさは余るくらいわざと多めに与えているのですが、残さず全部食べてくれるときがあって。そのときはとても嬉しいですね。

Q.消費者のみなさんへメッセージを!
心を込めて育てています。安全安心で美味しいうちの鶏をご家族でどうぞお召し上がりください。

▼インタビュー:吉田好伸さん

雲仙しまばら鶏生産者:吉田好伸さん

 Q.飼育するうえでの苦労は何ですか?
相手が生き物なのでやはり一筋縄ではいきません。ストレスをかけてしまわないよう、気温の調節や床面の管理、病気をださないために常に鶏舎を清潔に保つよう心がけています。

Q.飼育するうえで喜びを感じる瞬間は?
雲仙しまばら鶏生産者の取組・こだわりいつかは出荷してしまう運命にあるものの、ヒナの頃から育てているのでわが子のような気持ちで育てています。そんな子たちが、病気をせずに元気に育ってくれて無事出荷まで完了したときは、何物にも代えがたい喜びがあります。

Q.消費者のみなさんへメッセージを!
一羽一羽、丹精込めて大切に育てた安全安心な鶏肉です。「雲仙しまばら鶏」をぜひ食べてみてください。

▼インタビュー:金子和彦さん

雲仙しまばら鶏生産者:金子和彦さん

Q.飼育するうえでの苦労は何ですか?
1年間、環境は常に変化していくので、季節に合わせて飼育の仕方を変えています。暑くないか、寒くないか温度管理は常に気を付けています。冬場は病気や鳥インフルエンザにかからないよう、こまめに着替えたり、消毒をしたりなど徹底した衛生管理のもと、予防をしています。また、鶏舎にカメラを設置し、外出中も鶏の様子をこまめに確認しています。

Q.飼育するうえで喜びを感じる瞬間は?
雲仙しまばら鶏生産者の取組・こだわり病気をせずに健康に育ってくれたときが、やはり一番嬉しいです。また、出荷体重など成績が良かったときは努力してきて良かったと思います。

Q.消費者のみなさんへメッセージを!
鶏肉は低カロリー、高たんぱくで健康的なお肉です。多少値は張りますが、その分安全に食べられるのが国産の強みだと思っています。安全安心で美味しい「雲仙しまばら鶏」をいっぱい食べてください!

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